介護現場では、床ずれの防止や筋力低下防止などのため体位変換を行います。体位変換とは、寝ている要介護者の姿勢を変えることです。

体位変換器の種類

体位変換器は大きく以下の種類に分かれます。

①クッションタイプのもの

棒状、くさび形、へび形、バナナ形のものがあります。要介護者の体の下にさし入れ、てこの原理で引き起こすため、少ない力で体位変換を行えます。

②スライディングシート

滑りやすい素材で作られた布で、要介護者の体の下に敷きこんで使います。わずかな力で移動させることができるため、介助者への負担が少なくなり、使われる方の不快感も軽減できます。