歩行器は歩行を補助するための器具で、手すり部分につかまったまま車輪で移動ができます。選び方としては以下のものがあります。

種類

固定型歩行器…可動部分が無く、歩行器を持ち上げて前方に進ませながら移動します。手首の痛みが無く、腕の筋力がある方に向いています。

交互型歩行器…歩行器の右側と左側を交互に前方に動かしながら進む歩行器です。固定型ほど持ち上げなくても進めるため、腕の筋力の無い方でも使いやすくなっています。一方で、固定型よりもバランス感覚が必要とされます。

車輪付き歩行器…二脚ないし四脚の先端に車輪がついており、それほど力をかけずに前進できます。

電動アシスト付き…電気モーター駆動により、簡単な操作で全身できる歩行器です。

身長に合っているか

思わぬ事故につながる危険性があるため、体格に合った歩行器を使いましょう。一般的な目安としては、身長の半分に2~3cm加えた高さのものがおすすめです。例えば、身長170cmの人が使うなら、170÷2+2で87~88cmの歩行器になります。
もっとも、利用者の腰が曲がっている場合などは身長どおりに決められないため、しっかり力をこめて体重を支えられるものを選ぶ必要があります。目安としては、歩行時に肘を軽く曲げた状態で歩行器をつかめるものが適しています。

その他の機能

折りたたみ

折りたたんでサイズを小さくできます。車などで持ち運ぶときに便利です。

サイズ調節

高さなどを調節してサイズを変えることができます。複数の利用者がある場合や身体状況の変化が見込まれる場合に便利です。